ミュージカル 空気のなくなる日
長きにわたり読み継がれている「空気のなくなる日」を新人公演としてミュージカル化
約76年周期で地球に接近するハレー彗星。これはハレー彗星が1910年に地球に近づいてきた時のお話。だんだんと近づいてくる彗星を見上げながら、人々は不安な毎日を過ごします。やがて彗星の尾には有毒のシアン化合物が含まれているという記事が新聞に掲載されると、尾に含まれる猛毒成分によって、地球上の生物は全て窒息死するのではないかという噂が広まります。噂はやがて地球上の空気が5分間だけなくなるというデマに変わり、町も村も大騒ぎ。……そんな明治時代の実話をもとに、岩倉政治が児童小説にした「空気のなくなる日」。1947年に発表されたこの小説は、学校の教材としても活用され、また映画化、ドラマ化もされました。舞台でも、イッツフォーリーズの創設者・いずみたくが「子どものためのオペラ」として上演しています。
長きにわたり読み継がれている「空気のなくなる日」をイッツフォーリーズが42期の新人公演としてミュージカル化。いずみたくが作曲した当時の楽曲のほかに、「小さい“つ”が消えた日」「牡丹さんの不思議な毎日」などの音楽を手掛けた、大竹創作が新たな楽曲を書き下ろし、生演奏で上演した作品。